店長の、ウリンを訪ねてインドネシア出張DAY3!
朝4:15。
町中に大音量で鳴り響くイスラムのお祈り(1時間程度)から一日がスタート。
今日最初に訪れたのは、サマリンダ近郊にあるウリン製材所。
普段使っているデッキ材やフェンス材がここで製材・加工されているんだなぁと思うと非常に感慨深い!
製材所社長に聞くと、いかに原木の状態から効率よく切り出していくか。そういったところに大変な苦労があるそうです。
例えばカットしてみないとわからないキズや節の有無。
それによって長い材料が取りにくかったり、日本向けの製品になれなかったり。
例えるなら、食べればおいしいのにわずか規格から外れたからと言って廃棄される野菜のような感覚でしょうか。
一つ違うのは、ウリンは日本で毎年栽培される野菜ほどポンポンとれるものではないという事実(製材できるようになるまで100年以上・・・)。
こういうのを目の当たりにすると、日本に入ってくるウリンはとにかく貴重で、端材といえどもむげにはできないと感じます。
製材所社長の事務所。
さすが立派なウリン製。
若い跡取りさんもいらっしゃるので、今後の発展に期待しましょう!
その後、高速道路に乗って100km程度離れたサンボジャ地域へ移動。
30年ほど前に植えたウリンを見せてもらいました。
結構高さはあるけど製材するにはまだまだ。
このあたりまでは割とグイグイ大きくなるけど、ここからの成長ペースはなんと直径1mm大きくなるのに1年かかるそうです。
ということは
10年で1cm。
100年で10cm。
300年で30cm・・・。
ちょっと途方もないですね。。。
その木の足元を見ると、タネから自然に発芽したベビーウリンが数本。
さらに発芽していないウリンのタネもチラホラ。
これから気が遠くなるような時間をかけながら、少しずつウリンの森が育っていくんだなぁと思うと・・・
店長胸が熱くなります・・・!
その後はちょっと場所を変えて、植林するマンゴー畑のおっちゃんや政府要職の方と合流。
そのまま農園の一角でセレモニーが開かれました。
途中のスピーチで農園のおっちゃんが目をキラキラさせながら話をしてくれたのがすごく印象的で・・・
といっても話の内容はまったくわかりませんが、きっと純粋な想いでめっちゃいい話をしてくれたに違いありません・・・!
セレモニーの後はたくさんの方の協力の元、農園とそのすぐ近くの牧場での植樹も滞りなく完了!
ウリンの苗木を育てる苗床をみせてもらったり、来年はこっちにも植えてくれという近所の農園のおっちゃんとの出会いもあったり
ウリンの輪は確実に広がっています・・・。
ちなみに。
ウリンの木をそのままコンクリに突っ込んで固めても大丈夫なのか!!という話もありますが、
現地でもウリンがしっかりとコンクリに埋めて使われていました!
※これについては実証実験も行われていて問題ないことを確認済み!