店長の、ウリンを訪ねてインドネシア出張DAY2!

 

 

今日はホテルがあるサマリンダから車で1時間ぐらいのところにあるコーヒー農園へ。

そこで120本ほどのウリンの植林をすることになっています。

 

 

道中、車から町の景色を眺めていましたが、あちこちで普通にウリンが使われていました。

 

家の基礎、壁、窓枠、桟橋、用水のフタや住宅の屋根葺き材などなど。

ただ、どれも日本に輸出できるような品質のものではなく、

短いもの、キズ物、曲がっているものばかり。

 

 

輸入元の担当者さんに聞いたところ、

節やキズがなく仕上げまでされた材料を使えるのはよほどの身分か相応の場合だけ。

ほとんどの家は品物にならない部分をつぎはぎしながら使っているそうです。

 

 

わかりやすく例えると、日本人はマグロでいうところのいわゆる『トロ』の部分しか買わず、

赤身やちょっとキズのある部分は現地で使うか、一部はB級品(ファーミンググレード)として輸出されるとのことでした。

日本に入ってくるウリンはもともと貴重な木材ですが、デッキやフェンスとして使われているのはその中でも一番貴重な『トロ』の部分だけ。

そしてウリンは成木するまでに数百年。

それもこの広いタリマンタン島(日本の約2倍の面積)の中でウリンが取れるのはわずか10%程度。

ウリンは工業製品のように大量生産大量消費するようなものでなく、貴重な材料として最後の最後まで大切に使いきりたいものです。

 

 

はい、ということでコーヒー農園到着!

現地大学の研究生チームの手を借りながら、今年もしっかりグランプガーデンで植林させていただきました。

農園のオーナーさんはウリン植樹活動に積極的に協力してくれる方で、数年前に植樹したウリンもしっかり根付いているのがうれしいですね!

 

 

午後からは場所を変えてカカオ畑で植林。

テレビで見るカカオの実があちこちになっている傍らにウリンの木を植樹。

植樹直後数年は日が当たりすぎると弱ってしまうそうなので、こうして何かしらの木の陰になるところを選んで植樹していきます。

 

 

このウリンが大きくなって製材される頃には絶対店長はこの世にいませんが、

孫の孫の孫ぐらいの世代で役に立てればいいなぁと思います。。

大きくなれよ~

 

 

そして植樹もひと段落したところで、人生初めて生カカオを実食!

 

そして肝心のカカオの実は・・・

甘いかと思えばそんなことはなくすっぱかったです・・・

 

 

ホテルへの帰りしな。

お祈りの時間ということで車をとめて30分程度みんなを待っている間、町の中を散策すると、

なんと釣具屋発見!

釣りが趣味の店長。

これは買って帰るしかないでしょ~

と迷わずお店に入ろうと思いましたがドアが閉まっている。

そうか、店主もお祈りでルスなんだね・・・。