庭遊び、楽しんでますか~!?
春になっていろいろバタバタしていましたが、ようやくそのリズムに乗れ出した店長です。
先日、毎年恒例のエクステリア展示会、『EXG』へ行ってきました。
会場は千葉の幕張メッセ
基本は各社新商品や主力商品の展示がメインになりますが、
そこに集まる人の数、各ブースの込み具合、会場全体の熱気、展示品の傾向など
私はどちらかというとそういったことを肌で感じてきたいと思っていつも会場に入ってます。
金曜日の10:30ころ現地着。
会場入ってすぐ。緑色の床の部分。
かなり大きな面積を使って、今回の展示会のコンセプトを2分ほどの動画で上映していました。
この動画を見てから会場入りする、という新しいやり方になっていました。
この面積だけでも数社入れそうですが、
出展者が足らず会場に間が開くことを嫌ってやったことなのか、
それとも何か前向きな理由でやったことなのか・・・。
今回のEXGのテーマは、
『社会問題をエクステリアで考える』
具体的に挙げると
防犯、防災、職人不足、宅配問題などをエクステリアでどう解決していくか。
ということで、会場全体も意匠性というよりは実用性を重視したような展示が多い印象でした。
例えば三協立山さんの新商品で目に付いたのがフェンス。
フェンスの下には通常8cmほどのすきまがあるのが泥棒の足掛かりになるということで
フェンスの基礎壁までぴっちりのすきまのないフェンスが登場。
今までは隙間ふさぎ材的なオプションで対応していたので、工数が増えていました。
さらに目線もしっかり下まで隠れるので一石三鳥ですね
やっぱりガリバーのLIXILはブースの面積、そしてスタッフ数もすごいですね。。。
やや近寄りがたい雰囲気まで感じてしまいました。
その中でかなりの展示面積と実演までやっていたのが新しい基礎工法。
今までのように大きな穴を掘ってコンクリートで固めるものではなく、
専用の基礎部材と硬化剤を使うことで基礎を大幅に小さくできるというもの。
これは施工職人不足に対応できるような新商品になりますね。
10年後には今の基礎の作り方がすっかり過去のものになっていそうな予感です。
続いてYKKAPのブースでは
木目の新色の新旧比較があったり、
写真はありませんが、カーポートの新商品を発表していたり。
タカショーさん
シェード生地を使ったフェンス!
なんと斬新な。
長年の使用でどうしてもシミや汚れがついていくのは避けられないという事で
数年で生地部分だけ交換する前提の商品になるという事でした。
いつもちょっととがった商品を展示している四国化成さん
ソーラー発電大好きな方には突き刺さりそうなカーポート。
いや、むしろソーラー発電の下に車を停められる空間をつくっただけ
といった方が正確かもしれないようなカーポート
まだ正式な商品化されたものではないそうですが、
本物の木を使った外部ベンチも参考商品として展示。
特別に防腐処理を施した材料を使っているらしいのですが、
写真のユニットベンチが2つセットでお値段なんと・・・
ちょっといい普通車が買えちゃうような価格でした。。
まだまだ課題は多そうですね。。
そして私がよく利用させていただくウリンを展示しているコーナーにも立ち寄りました。
初めて見ましたがウリンのタネ
ピーナツみたいにこの大きな殻の中に種が入っているそうで、
振るとカタカタ音がしていました。
これが地面におちて根付いていくそうなのですが、10個に9個は様々な理由により枯れていったりするそうです。
なのでしっかり根付く確率10%。
はい、ということでEXG2025
じっくり一日かけて現場の空気感を感じてきました。
途中、法改正や建築家伊礼智さんのセミナーも拝聴しつつ、時間も足りないぐらいの一日でしたが
今後のエクステリア業界の方向や課題なんかが感じられました。
職人さんが足りないといわれるこの時代の中にあって
質の高い工事を届け続けられるように、いろいろ勉強続けていきたいと思います!